到着から次の町への移動まで、スマホを準備する

通信方法は、番号が必要かどうかで選ぶ

今の回線のローミングなら、元の電話番号をそのまま使えます。契約中の通信会社で中国本土向けのプランを調べ、データ量、有効期間、SMS受信、通話の条件を確認します。写真の送信や同行者へのテザリングを使う旅なら、その分も考えて選びましょう。

旅行eSIMは、対応するスマホで主にデータ通信を使いたい場合に便利です。Airaloの中国eSIMは日本語の購入ページがあり、旅の日数に合わせてデータプランを選べます。データ専用プランには通常の通話やSMS用の番号がないため、元のSIMを残し、認証SMSは元の番号で受け取る設定にします。中国本土の番号が必要なサービスを使うなら、番号付きと明記された商品か現地SIMを選びます。

eSIMという名称だけでは、インターネットの出口は決まりません。Airaloは、中国を対象にした中国・アジア・グローバルの各プランが海外のゲートウェイを使うと説明しています。これはそのeSIMのモバイルデータを使うときの説明です。ホテルのWi-Fiにつなぐと接続先はホテルの回線になります。普段使うサービスを踏まえて、選ぶ商品の通信経路を見ましょう。

現地SIMは、中国本土の電話番号を連絡やサービス利用に使いたい人向けです。外国の旅券で申し込む場合は、本人が通信会社の直営店へ行きます。台湾・香港・マカオの通行証などを使う場合は、その書類に対応した手続きで申し込みます。実際に持つ書類で手続きを選びます。購入時に利用期限と解約方法も聞いておくと、帰国前の手続きが決まります。

出発前にスマホと回線を設定する

機種名だけでなく、購入地域、eSIM対応、通信会社のロックを確認します。iPhoneでは「設定 > 一般 > 情報」のSIMロック欄を確認でき、解除済みなら制限なしと表示されます。旅行eSIMと中国本土の通信会社のeSIMは別の商品です。Appleは、中国本土以外で購入したiPhoneには中国本土の通信会社のeSIMプロファイルを入れられないと説明しています。

安定した接続があるうちに、通信プランと地図、翻訳、実際に予約に使うアプリを用意します。eSIMの有効期間がいつ始まるかはプランによって異なるので、その商品に合わせてインストールします。回線名は「元の番号」「雲南データ」などにすると、到着時に選びやすくなります。

モバイルデータには旅行用の回線を指定し、元の番号はSMS受信用に残します。データローミングの設定は、それぞれの回線とプランの案内に合わせます。元の通信会社の中国本土でのSMS受信条件も確認しましょう。アプリへのログインや必要なSMS認証は出発前に済ませ、登録した番号を把握しておきます。データ専用eSIMを入れても、そのカードで一般の認証SMSを受信することはできません。

高徳地図は町と入口を探すために使う

高徳地図は、市街地の宿、駅、道路を調べるときに役立ちます。AMap GlobalのiOS版に掲載されている言語は英語、簡体字中国語、繁体字中国語です。自分のバージョンで使える表示を選び、予約情報の中国語名と住所で検索すると目的地を絞れます。

最初の宿を保存したら、ブランド名だけでなく支店と実際の入口を確かめます。昆明の鉄道駅は「昆明站」と「昆明南站」が別の場所です。「大理站」は大理古城ではなく、「丽江站」は麗江古城とは離れています。予約した列車の駅と宿を別々に保存し、到着駅から宿までの区間を見ます。

観光施設も、大きな施設名だけでなく使う入口や集合場所まで指定します。古城の宿へ向かう日は、車がどこまで入れるか、降車後にどこを歩くかを宿に聞き、その地点を保存すると最後の区間が分かります。画面を相手に見せるときは、中国語名と住所を同じ画面で示すと支店違いを減らせます。

高徳のオフライン機能は、地図データと運転用ナビのデータが分かれています。昆明、大理、麗江など、旅程で使う都市の地図をダウンロードして閲覧や検索に備え、運転する場合は該当するナビデータも用意します。リアルタイムの公共交通や配車、交通状況は別の機能で、地図の保存だけでは利用できません。GoogleやAppleのオフライン地図には地域の制限があるため、昆明を必ずダウンロードできる前提で進めないようにします。

開放されている山道を歩く場合、市街地の地図は宿や道路上の送迎地点を探す用途に使います。山道は実際に歩くコースの資料を別に準備し、出発地点、終了地点、その日の宿、両端の送迎場所を保存します。都市の地図データが山の全ルートを含むとは限りません。前夜に宿や送迎相手と歩く区間を合わせておくと、翌日の集合地点が決まります。

翻訳は言語データを先にダウンロードする

Google翻訳では、ダウンロードのアイコンがある言語を事前に保存できます。中国語と自分が使う言語を準備します。Apple翻訳を使うなら、対応する言語の組み合わせを確認し、入力側と出力側の両方をダウンロードします。

文字入力、カメラ、音声、会話は別の機能です。オフラインで音声会話まで使えるとは限らず、カメラ翻訳も端末や言語の条件があるため、使うアプリで利用できる機能を用意します。メニューや掲示はカメラ、集合時刻や場所は短い文字入力を使うと確認しやすくなります。

宿や運転手とのWeChatの文字メッセージは、長押しして翻訳を選べます。これはメッセージ単位の操作です。WeChat本体の表示言語、チャットの翻訳、ミニプログラムの言語は別なので、チケットの画面全体が自動で日本語になるとは考えず、必要な日付、場所、人数を読んで進めます。

予約は使ったサービスのアプリにまとめる

WeChatは宿や運転手との連絡、利用するサービスの公式ミニプログラムへの入口として使います。連絡先を登録し、到着日、予約名、集合場所を同じ会話に残すと、現地で探しやすくなります。宿や交通をTrip.comで予約したなら、そのアプリに確認情報と問い合わせ先を保存します。現在のiOS版には日本語が掲載されています。

12306の英語版登録画面は、メールと外国旅券を使う流れです。台湾・香港・マカオの通行証で利用する場合は、その書類に合う登録入口と欄を選びます。まず必要なアカウントを用意し、購入時は実際の旅客の書類に合わせて入力します。

宿の住所、確認番号、連絡先と、交通の利用日、出発時刻、駅を保存します。スクリーンショットは予約完了の表示だけでなく、これらの項目が読めるものを選びます。乗車時に更新される表示が必要なサービスは、指定された方法でアプリを開いて使います。

昆明に着いたら、通信と宿への最後の区間を確認

空港で準備したデータ回線を選び、宿の位置と連絡メッセージを開きます。現地SIMが必要なら、昆明長水国際空港B1の国際線到着ロビーにある外国人向け総合サービスセンター(境外来宾综合服务中心)で、その時に申し込める電話カードを相談できます。

市内の直営店は中国移動10086、中国聯通10010、中国電信10000で探せます。実際に使う有効な身分証原本を持参し、必要な番号とデータに合うプランを選びます。接続したら宿の入口と降車地点を照合し、そこまでの移動を始めましょう。

次の町へ出る前に保存するもの

宿で接続があるうちに、次の宿、使う駅、集合地点、予約を保存し、次の都市の地図をダウンロードします。山へ向かう日は送迎相手の連絡先と往復両端の場所も残します。データ残量と残りの日数を見れば、継続して同じプランを使うか決められます。

雲南を離れる前は、空港や駅の名称、出発日時、そこまでの移動を確認します。現地SIMの終了や解約は契約した方法で行い、帰路に合わせて元の回線とデータ回線を設定します。到着時に作った情報を各都市で更新していけば、次の宿まで同じ手順で移動できます。

宿の予約と宿泊登録の章で、次の宿と部屋、到着時刻、登録方法を決めます。

出典